私が5年間の駐在生活で失敗も経験してたどり着いた結論は、海外生活で日本製炊飯器は食生活のQOL爆上がりの必需品ということでした。
初めて赴任したクウェートでは、現地で手に入れた炊飯器を2台使いましたが、どちらもお米が美味しく炊けず、食事のたびにガッカリする日々を過ごしました。最終的には日本にいる母にお願いし、日本製の炊飯器をクウェートまで送ってもらうことに。(詳しい経験談はこちらをご覧ください。)
それからは、現在のヨーロッパ赴任でも、日本製の炊飯器が我が家の食生活をしっかり支えてくれています。この記事では、そんな私の体験をもとに、海外でも日本のお米を美味しく炊くための炊飯器選びのポイントと、ネット中を探して見つけた240V対応のおすすめ炊飯器、それぞれのレビューまとめをご紹介しますね。

Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングの一つ一つの商品情報をできる限り調べ尽くして、この記事を書きました。なので、これを読むだけで240V対応の炊飯器を納得して選べるような内容になっていますよ!
他の電圧の炊飯器を探したい方はこちら
海外対応炊飯器を使うメリット
メリット① おいしさ
海外では、日本のように美味しくご飯を炊ける炊飯器は少ないことが多いです。日本製の海外対応炊飯器を使えば、海外でも、どこにいても安定したおいしいご飯を炊くことができ、気軽に日本の味を楽しむことができます。


メリット② 安全面
海外対応炊飯器は現地の電圧(120V、220Vなど)やプラグ形状に対応しているため、変圧器なしで直接使えて、安全に使用できます。これにより、変圧器のトラブルや電圧違いによる故障のリスクを避けられます。



海外仕様の炊飯器は、日本向けの通常の炊飯器や現地の炊飯器に比べると高価だけど、何年も美味しく安全にお米を食べられることを考えれば、十分価値があるピヨ。
海外対応炊飯器の選び方
海外に持っていく日本の炊飯器を選ぶ際に考慮すべきポイントは、以下の5つです。
クリックで詳細が見られます。
① 渡航先の「対応電圧」を確認する
国ごとに異なる電圧(例:イギリスは240V、フランスは220V、日本は100V)に対応した炊飯器を選びましょう。電圧が違う炊飯器をそのまま使うと、とても危険です。別途、変圧器に繋げて使う方法もありますが、重さや手間が増えるため、渡航先の電圧に対応している海外向け炊飯器を用意することをおすすめします。


② 渡航先の「電源プラグの形状」を確認する
国ごとにプラグの形状が異なるため、渡航先のプラグ形状に合った炊飯器、または自分行く国に合ったプラグ変換アダプターが必要です。ヨーロッパでは主にCタイプ、アジアや中東ではさまざまな形状があります。アダプターは壊れやすいので予備を用意すると安心ですよ。


(クリックで拡大)


③ 炊飯量を選ぶ
家族構成に合った容量の炊飯器を選びましょう。
1~2人:3合炊き
3~4人:5.5合炊き(標準的)
5人以上:1升(10合)炊き
一度に炊飯する量の適正範囲は、最大容量の7割程度が理想。余裕を持ったサイズを選びましょう。



我が家は小さな子ども3人との5人家族で、5.5合炊きを愛用しています。
④ マイコン、IH、圧力IHの違いを理解する
それぞれの特徴
マイコン式:手頃な価格、シンプルだが炊きムラが出やすい。
IH式:ふっくら炊け、保温性能も良好。
圧力IH式:高温加熱で甘みやもちもち感が引き立つ。
240V 価格相場 | 炊き上がりの品質 | 炊飯時間 | 保温機能 | 価格 | メニューの多さ | 消費電力 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
マイコン式 | 2〜3万円 | ||||||
IH式 | 4〜6万円 | ||||||
圧力IH式 | 該当なし |
価格重視ならマイコン式、日常使いにはIH式、食感にこだわるなら圧力IH式が最適です。



我が家は炊き上がりの品質や保温機能にこだわりたいので、圧力IHを愛用しています。6万円くらいしたけど、満足して使えていますよ!
⑤ どこで買う?
購入方法は主に2通り
- 日本で購入
- メリット:日本語で買える。飛行機の預け荷物や、前もって送れば到着後すぐに使える。
- デメリット:送料が高くなる可能性がある。船便の場合、到着まで時間がかかる。
- 現地で購入
- メリット:現地の電圧・プラグ対応済み。送料不要。
- デメリット:選択肢が限られる場合あり。言語の理解が必要。到着後、すぐに使えない。



到着後すぐに使いたい場合、日本での購入がおすすめだピヨ。
海外向け炊飯器の選び方をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。


240Vの電圧に対応している国一覧
240V対応の炊飯器を使用できる主な国は以下の通りです。
クリックして国名をチェック
アジア
インド(一部地域)/フィリピン共和国(一部地域)/ブルネイ・ダルサラーム国/マレーシア
ヨーロッパ
イギリス(一部地域)/ジブラルタル(一部地域)/チャネル諸島/マルタ共和国/マン島
オセアニア
オーストラリア連邦(一部地域)/キリバス共和国/グアム(米領)(一部地域)/ソシエテ島(一部地域)/ソロモン諸島/ツバル/トンガ王国/ナウル共和国/ニュージーランド(一部地域)/バヌアツ共和国/パプアニューギニア/フィジー諸島共和国(一部地域)/ロード・ハウ島
アフリカ
ウガンダ共和国/ケニア共和国/スーダン共和国(一部地域)/セントヘレナ/リベリア共和国(一部地域)
北アメリカ
アラスカ(一部地域)/カナダ(一部地域)/テキサス(一部地域)
中近東
アラブ首長国連邦(一部地域)/カタール国/キプロス共和国/クウェート国
中南米
グアテマラ共和国(一部地域)/ケイマン諸島(一部地域)/コスタリカ共和国(一部地域)/セントルシア/ニカラグア共和国(一部地域)/パナマ国(一部地域)/バージン諸島(一部地域)/バハマ共和国(一部地域)/プエルトリコ(一部地域)/ベリーズ(一部地域)



240Vの電圧は主にイギリス、オーストラリア、アラブ首長国連邦、カタール、クウェートなどの対象地域で採用されているピヨ。赴任先の地域が該当する場合は、240V対応の炊飯器を探すピヨ。
いきなり結論!著者の240V対応おすすめ炊飯器


おすすめ理由は…
- 購入者評価が高い(5点満点で4.7)
- IH式で保温性能も良い
- 価格が高すぎない(5万円台)
価格バランスも見た上で、お米の味や性能にこだわりたい方には一番オススメです。本当は味にこだわるのであれば「圧力IH式」がオススメなのですが、240Vには圧力IH式対応の炊飯器が見当たらなかったので、こちらのIH式を選びました。
\ おすすめは標準サイズの5.5合炊き /
\ 1升炊きだと少し安い&ショップも選べる /
ネットで買える、240V対応の炊飯器は全4種類!
ここからは、日本の大手オンラインショップ(楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング)で買える、240Vに対応した海外向け炊飯器を全般的にご紹介します。



赴任前で忙しいそこのあなたに代わって、いろんなサイトをくまなくチェックしてきましたよ〜!
現時点では、日本のオンラインショップで以下の合計4種類の炊飯器が見つかりました。
- マイコン式
-
2種類
20,570円〜22,770円 - IH式
-
2種類
46,000円〜54,300円 - 圧力IH式
-
なし
※価格は執筆時点のものです。



実際の電圧が240V±10%に収まる限り、230V対応製品もほぼ正常に動作すると考えられるけど、240Vの地域では、240V対応の製品を選ぶ方が長期的に安心です、ピヨ。
240V対応の炊飯器一覧(比較表)
商品写真クリックで詳細にジャンプ!
※価格は執筆時点の金額です。最新情報をご確認ください。



全てOタイプのプラグに対応した炊飯器だピヨ。もし、異なる種類のコンセント形状の国に行く場合は、上の「炊飯器の選び方」でも説明したプラグ変換アダプターを一緒に使うといいピヨ。
1. タイガー JAX-S10A WZ (5.5合/マイコン) ★口コミNo.2★
少人数の家庭や時短調理をしたい人。
2. タイガー JAX-S18A WZ (1升/マイコン)
大家族や炊き込みご飯を多く作る人。
3. タイガー JKT-S18A KZ (1升/IH) ★口コミNo.2★
本格的なお米の美味しさを求める人。
4. タイガー JKT-S10A KZ (5.5合/IH) ★口コミNo.1★ かつ ★著者のおすすめ★
少人数で質の高いご飯を楽しみたい人。



240V対応炊飯器は、220〜230V対応の炊飯器に比べて種類が少ないのが現状。もっとたくさんの炊飯器を比較・検討したい場合は、現地のネットショップや実店舗などで、日本の炊飯器を探してみるのも選択肢の一つかもしれません。
各炊飯器の詳細と、購入した人の口コミ・レビュー
1. タイガー JAX-S10A WZ
口コミNo.2
少人数の家庭や時短調理をしたい人におすすめ


炊飯タイプ | マイコン式 |
---|---|
炊飯量 | 5.5合 (1.0リットル) |
購入者の評価 | 4.5 ![]() ![]() |
コンセント | Oタイプ |
消費電力 | 641W |
重量 | 2.9kg |
製造国 | 日本製 |
特徴 | ・「tacook」で同時調理 ・多彩な炊飯メニュー ・スロークックに対応 |
購入者の口コミ・レビューまとめ
良い点
- 1台4役。
- 中国語、英語、日本語での説明書が付いていて助かった。
- タイ米などでも美味しく炊けて大満足。
微妙な点
- 高熱すぎておこげができる。
- 上の方のお米が固くなる。
2. タイガー JAX-S18A WZ
大家族や炊き込みご飯を多く作る人におすすめ


炊飯タイプ | マイコン式 |
---|---|
炊飯量 | 1升/10合 (1.8リットル) |
購入者の評価 | 3.6![]() ![]() |
コンセント | Oタイプ |
消費電力 | 918W |
重量 | 3.8kg |
製造国 | 日本製 |
特徴 | ・「tacook」で同時調理 ・多彩な炊飯メニュー ・スロークックに対応 |
購入者の口コミ・レビューまとめ
良い点
- 米がとても美味しく炊ける。
- tacookの機能が便利。1台の炊飯器で食事を作れる。
- スロークックは汎用性がある。
微妙な点
- 日本米を美味しく炊くのが難しい。
3. タイガー JKT-S18A KZ
口コミNo.2
本格的なお米の美味しさを求める人におすすめ
炊飯タイプ | IH式 |
---|---|
炊飯量 | 1升/10合 (1.8リットル) |
購入者の評価 | 4.5![]() ![]() |
コンセント | Oタイプ |
消費電力 | 1198W |
重量 | 5.7kg |
製造国 | 日本製 |
特徴 | ・最大1400Wの高温加熱、115℃の高温蒸らし「剛火IH」 ・全面土鍋コーティング(内フタ+内釜) ・ごはんとおかずを同時につくる「tacook」 ・極うまメニュー ・GABA増量メニュー |
購入者の口コミ・レビューまとめ
良い点
- 今まで食べた中で最高の炊飯器の一つ。
微妙な点
- 他のマシンと比較して大きな価格差の価値があるとは思わない。



この炊飯器は、一つ下の著者のオススメ炊飯器の1升(10合)炊きバージョンだピヨ。大きいのに、こっちの方が安いピヨ。
4. タイガー JKT-S10A KZ ★著者のおすすめ★
口コミNo.1
少人数で質の高いご飯を楽しみたい人におすすめ
炊飯タイプ | IH式 |
---|---|
炊飯量 | 5.5合 (1.0リットル) |
購入者の評価 | 5.0 👑![]() ![]() |
コンセント | Oタイプ |
消費電力 | 1080W |
重量 | 4.5kg |
製造国 | 日本製 |
特徴 | ・最大1400Wの高温加熱、115℃の高温蒸らし「剛火IH」 ・全面土鍋コーティング(内フタ+内釜) ・ごはんとおかずを同時につくる「tacook」 ・極うまメニュー ・GABA増量メニュー |



この炊飯器は、特に口コミが見つからなかったピヨ。だけど評価の点数は5.0。上の「著者のおすすめ」にも挙げた通り、240V対応炊飯器の中では総合的におすすめNo.1だピヨ。
まとめ
海外で日本のお米を美味しく炊き上げるためには、現地の電圧やプラグ形状に対応した炊飯器を選ぶことが欠かせません。その性能と品質の高さから、日本製の炊飯器は海外でも多くの日本人家庭で信頼を集め、毎日の食卓を支えています。
この記事が、240V対応の炊飯器選びに少しでもお役に立てれば嬉しいです。赴任先でも日本のお米の美味しさを楽しみながら、豊かで快適な海外生活をお過ごしくださいね!