7年前、我が家の初めての海外赴任で、日本から炊飯器を持っていかなかった私。
その時の赴任先はクウェートだったのですが、着任後に現地で購入した2台の炊飯器はどちらも全くの期待外れで、ふっくらとした美味しいご飯を炊くことなんて、夢のまた夢でした。(そのエピソードについてはこちらに詳しく書いています。)
最終的には、日本に住む母がクウェートに遊びに来る時、海外対応炊飯器を買って運んできてもらう羽目に。あの時の経験があったからこそ、今回のヨーロッパ駐在では最初から海外対応の日本製炊飯器を吟味して購入し、持ち込んでいます。
この記事では、我が家で今、実際に使っている炊飯器と、その魅力について詳しくご紹介します!

失敗も貴重な経験。
とはいえこれを読んでいるあなたには、最初から美味しいお米がいつでも食べられる海外生活を送ってほしい…!
我が家で使っている炊飯器は【日立 RZ-KV100Y】
現在使っているのは 日立の、RZ-KV100Y。
簡潔に紹介すると、海外向けの炊飯器で、5.5合炊きの圧力IH炊飯器、220-230V地域専用のモデルです。
また、炊飯ボタンの上に堂々と「MADE IN JAPAN」と書かれた、信頼性抜群な日本製モデルです。


【日立 RZ-KV100Y】スペック詳細
以下、私がまとめた、スペックや評価のまとめですので参考にしてくださいね。
メーカー | 日立 |
---|---|
型番 | RZ-KV100Y |
対応電圧 | 220V~230V (50/60Hz) |
評価 | 4.2 / 5![]() ![]() |
炊飯タイプ | 圧力IH式 |
炊飯量(合) | 5.5合 |
炊飯量(L) | 1.0L |
安いショップの価格(税込) | 白:62,100円〜 (RZ-KV100Y-W) 赤:64,800円〜 (RZ-KV100Y-R) ←我が家はこちらの赤です ※2025/1/9時点 |
商品リンク | Amazon 楽天 Yahoo |
コンセント形状 | SEタイプ |
消費電力 | 1400W |
本体重量 | 6.2kg |
外形寸法 | 25.8×37.8×23.6cm |
製造国 | 日本 |
特徴 | ・圧力とスチームでうまい&はやい ・大火力 打込み鉄釜厚さ3mm ゴールドフッ素加工 ・蒸気カット機構 ・多彩な炊飯メニュー |
メニュー | 白米、おこわ、玄米 (普通、炊き込み、お粥炊きわけ)、雑炊、蒸し、ケーキ) |
炊飯 | 圧力/沸点、1.3気圧/107℃、スチーム発生方式、給水レス オートスチーマー、高温浸し、IH加熱方式、大火力IH |
液晶文字 | 英語 |
パネル表示 言語 | 英語、中国語 |
パネルシート | 日本語、韓国語 |
取扱説明書 | 英語、中国語、韓国語、日本語 |
220V・230Vを使用している主な国
地域 | 主な国・地域 |
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ヨーロッパ | ほぼ全域(例: ドイツ、フランス、イギリスなど) |
アジア | 中国、韓国、タイ、インドなど |
アフリカ | 南アフリカ、エジプト、ナイジェリアなど |
中東 | サウジアラビア、UAE、クウェートなど |
南米 | アルゼンチン、チリ、ペルーなど |
オセアニア | オーストラリア、ニュージーランド |
注意:アメリカ・カナダ等は120Vが標準なので使えません。渡航先の電圧は、渡航前に必ず別途よくご確認ください。
この炊飯器を選んだ理由
まずは、圧力IH でふっくら美味しいご飯を実現してくれること!
また、鮮やかな赤いカラーとシンプルなデザインも決め手になりました。炊飯器にありがちなゴテゴテしたデザインではなく、キッチンに馴染む洗練された見た目がとても気に入っています。
さらに、以下の「失敗しない海外対応炊飯器の選び方」という記事で紹介した基準をすべてクリアしている点もポイントでした。


【日立 RZ-KV100Y】口コミ・レビュー
他の購入者のレビューまとめ
良い口コミ
- 中国の知人へのお土産に購入した方は、炊き上がりの味が特別だと喜ばれたそうです。
- 海外発送がスムーズで1週間以内に届き、とても満足との声がありました。
- 蒸気が出てこない仕様が素晴らしい。
- 保温で24時間過ぎてもふっくらしている。
微妙な口コミ
- 古いモデルのため、新しい安い炊飯器よりも性能が劣る。
- 開閉の金具が圧力釜の影響で変形しやすくふたの開閉がしづらくなることがあるとの意見がありました。
著者自身のレビュー
最新モデルではありませんが、十分すぎるほど美味しい炊き上がりに満足しています。
日本製炊飯器の、「お米さえ炊いておけばOK」と思えるこの安心感。また納豆ご飯がご馳走になる喜びは、海外生活の中で何にも変え難いものです。今では、この炊飯器は我が家の和食中心の食卓を支える、欠かせない相棒となってくれています。
上のレビューの中に、「今の日本の安い炊飯器よりも性能は劣る」とありますが、実際に2年弱使ってきた感想としては、全くそのようなことは感じませんでした。むしろ、圧力IH式の特性を活かして、どんなご飯を炊いてもふっくら美味しく仕上がります。周りの駐在家族がマイコン式を使っているのですが、炊き上がった後の味の違いにびっくりしていました。性能に関しても、現行のモデルと比較しても遜色ないと感じています。
また、「開閉の金具が圧力釜の影響で変形しやすく、ふたが開けにくくなった」という指摘についても、今のところ我が家では全く問題ありません。開閉はスムーズで、圧力釜の蓋もしっかりと閉まるので、安心して使用できています。
炊飯器で6万円という価格は、正直、日本で買う場合と比べて高いと感じるかもしれません。でもこの炊飯器は特に故障や不具合がなく、約2年弱の間快適に使えているので、十分にコストパフォーマンスが高い炊飯器だと感じてます。
個人的には、蒸気が出ない仕様にもびっくりしました!
全体的に、非常に満足しており、これからも使い続けていきたい製品です。
私が購入した方法
私は2023年1月に日本のオンラインショップでこの炊飯器を購入しました。そして、2023年4月の赴任時に、国際線の飛行機の預け荷物として持ち込みました。
飛行機の預け荷物として持ち込む際の注意点
- 梱包はしっかりと、炊飯器本体と内釜を分けて保護する
- 航空会社の規定に従い、重量制限を超えないようにする


その後は、到着後のホテル生活でもこの炊飯器が大活躍!
現地のことが右も左もよくわからず不便な渡航直後にも、炊き立てご飯が食べられるのは本当にありがたかったです。
この炊飯器はすでに生産終了していますが、この記事を執筆時点では、下記の通り大手ショッピングサイトでまだ購入が可能です。
この炊飯器のおかげで美味しくできた料理


海鮮丼
現地の鮮魚店で手に入れた新鮮な魚と、炊き立てのご飯で簡単に作れる贅沢ご飯。
巻き寿司
家族みんなで楽しめる一品。
きゅうり巻きやシンプルな太巻きは外国の子どもにも結構人気あり!






おにぎり
なんてことないおにぎりだって、美味しいお米で作れば海外ではありがたいご馳走に。
他にも、炊飯器の保温機能を使って、乾燥米麹と小豆を発酵させた健康的なスイーツ「発酵あんこ」も作ったりしています。
まとめ
海外生活を始めた当初、日本から炊飯器を持っていかなかった私は、現地で購入した炊飯器が期待外れで困ってしまいました。しかし、その経験があったからこそ、現在のヨーロッパ駐在では最初から海外対応の日本製炊飯器を持ち込むことを決めました。現在使っている日立の圧力IH炊飯器は、ふっくらとした美味しいご飯が炊けるだけでなく、シンプルで洗練されたデザインも気に入っています。
海外生活では、日本製の炊飯器が大きな助けとなり、私たち日本人の食卓を支えてくれます。これから海外に住む皆さんは、ぜひ最初から美味しいご飯がいつでも食べられる環境を整えていってくださいね!
他にも日本製の炊飯器については、以下の記事で詳しく解説しています

