海外に住んでいると、日本の味を恋しく感じる瞬間ってありますよね。
その中でも、皮から手作りのモチモチ餃子は、日本の町中華レベルの餃子の味を楽しめるだけでなく、家族や友人との時間を楽しくしてくれる魔法のような料理なんです。
日本でも人気の餃子ですが、その美味しさは海外でも手軽に楽めますよ。
この記事では、皮から手作りの餃子の魅力やレシピなど詳しくご紹介します!
- 本記事の信憑性

当ブログの筆者は、これまで中東とヨーロッパで5年間の駐在生活を送ってきました。
現在も海外で5人家族を支える母として、毎日の美味しい食卓とみんなの健康を守っています。
じっくりご覧いただけますと幸いです🙇♀️
餃子ってどんな料理?

餃子は、パリっと焼かれた皮の中にジューシーな具材が詰まった、日本の家庭料理の代表格ですよね。
老若男女に愛される餃子は、タンパク質、野菜、炭水化物を同時に摂取でき、栄養バランスも優れています。野菜嫌いの我が家の子どもたちでも、お肉と一緒に包み込んだ野菜があまり目立たず、気にせず食べてくれるため、子どもの食事に悩む親としても、嬉しい一品です♪
餃子を皮から手作りするメリット

- 現地の食材で作れる
海外では日本の餃子の皮を見つけるのが難しいこともありますが、手作りなら現地で手に入る食材を使って餃子を作れます。現地の小麦粉を使うことで、より身近な食材で本格的な餃子が作れるのも魅力です。 - モチモチで美味しい
市販の皮よりも、手作りの皮の方が断然モチモチ感があり、美味しいです。特に焼きたての皮は、カリカリとした食感も加わり、その味は格別です!
我が家で皮から手作りの餃子を食べた友人は、「餃子は飲み物!いや、空気だ!」と言いながらバクバク食べていたほどです。笑 - 経済的
海外では日本の食材や調味料が高価な場合もありますが、餃子の皮は小麦粉や水といったシンプルな材料で作れるため、コストを抑えて楽しむことができます。しかも、手作りであれば、量を自由に調整できるので無駄なく作れます。

手作り餃子は、物価が高く食材を揃えづらい海外生活でも、お安く作れて栄養もバッチリ摂れる、救世主のような料理です!
粉を選べば、アレルギー対応も可能ですね。
海外で「皮から手作りの餃子」はどんなシーンで楽しめる?
- ホームパーティー
友人や家族を招いて、みんなでワイワイ餃子作り。皮から手作りすることで、みんなでより楽しいひとときを過ごせます。 - 子どもとのアクティビティ
皮を伸ばしたり、具を包んだりする作業は子どもたちも夢中になります。手を使った作業は、子どもたちの創造力や手先の器用さを育むのにもぴったりですよ。
皮を家族5人分、量産するのは結構手間なので、私はある程度子どもたちに任せています♪ - 週末の暇つぶし
ゆっくりと時間をかけて餃子を作ることで、家族や友人とのリラックスした時間を楽しむことができます。 - 異国の友人に日本の味を紹介
海外に住んでいると、地元の友人に日本の家庭料理を紹介する機会があります。手作り餃子はその良いきっかけに。



こうしたシーンで餃子作りを楽しむと、ただの料理の時間が、思い出に残る特別なひとときになりますね!
餃子の皮作りにあると便利な道具(なくてもOK)


前提として、我が家では餃子の皮用の型と、餃子をワンタッチで包める餃子メーカーを使用してます。
これらはなくても作れますが、毎週のように餃子を作っている我が家では、とても重宝しています。
そんなに高価ではないので、1セット持っておくとサクサク餃子を作れて助かりますよ。
ネットショップを覗いてみると、プラスチック製や、少々大掛かりなものなど、いろんなタイプがあります。その中では、金属製のものだと使用後に食洗機で洗えるので楽ちんです!
餃子の材料(皮&具)
皮(約50枚分)
- 小麦粉
-
375g
- 塩
-
小さじ3/4
- 熱湯
-
250g
- 片栗粉
-
打ち粉用
具(約50個分)
我が家ではニラが海外生活で手に入りづらいので、いつもネギで代用しています。
- 豚ひき肉
-
330g
- キャベツ
-
210g
- ネギ
-
3束くらい(お好みで)
- にんにく
-
2かけ
- しょうが
-
にんにくと同量
- 酒
-
大さじ3
- ごま油
-
大さじ1.5
- 醤油
-
大さじ0.5
- 鶏ガラスープの素
-
大さじ0.5
- 砂糖
-
小さじ1
- 塩
-
少々
ちなみに、こちらが海外でよく見るネギ


先が玉ねぎのように丸っこくて、みじん切りするのが少し面倒なんですよね。そして味も、薬味にしてはやや主張が強め。でも海外生活では、何でも手に入るだけ、ありがたい〜と思いながら使っています。
国によってはネギのように見えて少し違う、リーク(Leek)しか手に入らないところもあると思います。


特にヨーロッパでよく見かけるリークは、西洋ネギとも呼ばれスープや煮込み料理によく使われますが、餃子の具材にもぴったりな食材ですよ。
青ネギと比べて甘みがあり、柔らかくジューシーな食感が特徴。細かく刻んで水分をしっかり絞れば、餃子にまろやかな風味を与えてくれます。
餃子の作り方(皮&具)
手順① 餃子の皮を作る
- ボウルに小麦粉、塩を入れ混ぜ合わせます。
- 熱湯を全体に注ぎ入れ、菜箸で混ぜます。そぼろ状になったら、手でまとめながら5分ほど捏ねます。
- ひとまとまりになり生地に弾力が出たら、丸く形を整えてラップで包み15分ほど常温で置いておきます。
- 生地を扱いやすい分量で小分けにして、片栗粉で打ち粉をしながら、手で軽く伸ばします。その後麺棒で1,2mm程度に薄く伸ばします。
- 餃子の皮用の型でくり抜きます。



型がない場合は、皮1枚分の生地をとり、丸くなるように綿棒で薄く伸ばせばOKです。
作った皮を長めに置いておく場合は、しっかり打ち粉を振っておきましょう。
手順② 具を作る
手順③ 餃子を包む
皮の端っこに一周水をつけて、真ん中に具をのせて、半月型に包みます。
手作り皮の場合、端をしっかり閉じれば、ひだを作らなくてもしっかりと具を包むことができますよ。





焼いてしまえば多少の見た目の悪さは誤魔化されるので、多少包み方が粗くても気にしなくてOKです♪
重要! 餃子を上手に焼く方法
餃子を焼く工程は、とても大切なので、項目を分けて説明しますね。
我が家では頻繁に餃子を食べるので、だいぶ安定した味・見た目で餃子を作れるようになりました!


餃子をキレイに焼くコツは、以下の手順通りに焼くことです。
- テフロン加工の鍋を使用するか、またはフライパンにしっかり油を引く。
- 一つ一つの餃子を少しずつ離して並べる。
(一度にたくさん焼こうとして、フライパンの中にギューギューに餃子を詰めてはダメなんです…!)
二つ上の画像を参考にしてください。 - フライパンに餃子を並べたら、最初にお水を入れるのではなく、熱々の熱湯を入れてすぐ蓋をする。(フライパンの熱を下げないため)
お湯の量は、餃子の3分の1くらいの高さまで。 - 4分焼く。途中水分が飛び切ってしまいそうになったら、お湯を追加しましょう。
4分は、生焼けを防げる焼き時間です。 - 4分経ったら蓋を開けて、ごま油を全体に少しずつかけて、餃子をコーティング。
残りの水分を飛ばします。 - お好みの焼き色をつけて、お皿に移します。
この通り焼くと、毎回以下のような焼き上がりになります。
そんなこんなで、完成〜!!


家族みんなの箸が止まりません。
餃子のタレのレシピ
餃子にはタレが欠かせませんよね。以下はおすすめのタレの紹介です。
餃子のタレ① 味ぽん・市販のポン酢
シンプルに市販のポン酢を使うのもおすすめ。さっぱりとしていて、餃子との相性抜群です。
海外で使うなら、軽くて割れないペットボトルタイプのポン酢一択!
海外ではかなり割高なので、ポン酢は日本から持ち込みたい調味料の一つです。
餃子のタレ② 手作りポン酢


手作りポン酢は、実はめちゃくちゃ簡単に作れます。
市販のポン酢がない場合、即席で手作りでも十分美味しくできますよ。
- レモン汁
-
大さじ1
- 酢
-
大さじ2
- 醤油
-
大さじ3
これらを混ぜ合わせるだけです。味ぽんよりしっかりした味になります。
お好みでダシなど加えても美味しいでしょう。
餃子のタレ③ 酢コショウ ★オススメ★


- 酢
-
少々
- コショウ
-
好きなだけ、たくさん!
この二つの組み合わせ、コショウの辛みがアクセントになりつつ、お酢でスッキリします。
餃子がより美味しく感じられますよ。
コショウは、思ったよりもガッツリ入れてください。
未体験の方はぜひ一度お試しあれ!
餃子に合うビールの話


餃子といえば、ビールが定番ですよね!?
私は無類のビール好きなので、餃子を作っている時の匂いだけで500mlくらいは飲めてしまいます…。
海外で餃子に合うビールを選ぶ際は、餃子の味わいを引き立てるビールを選ぶのがポイント。
以下のようなビールがおすすめですよ。
- ピルスナー(Pilsner)
軽やかで爽やかな苦味が特徴。すっきりとした飲み口。
餃子の皮がカリッと焼けたときの香ばしさと、肉や野菜の旨味をさっぱりとしたピルスナーで洗い流すことで、バランスが取れます。特にビールが苦手な人にも飲みやすいです。
ピルスナーの代表ビールはこちら。 - ヴァイツェン(Weizen)
小麦を使ったビールで、フルーティーで軽やかな味わい。バナナやクローブのような香りが特徴的。
餃子のジューシーさと相性がよく、フルーティーな香りが餃子の具材(特に豚肉やニラ)との調和を生み出します。モチモチの皮にもぴったりです。
ヴァイツェンの美味しいビールはこちら。 - ダークビール(Dunkel)
甘みのあるモルティな風味、カラメルやトーストのような香りが特徴。
焼き餃子の香ばしさと相性が良く、特に濃い味わいの餃子(例えば、豚肉の脂がしっかりしている場合)には深い味わいのダークビールがよく合います。
ダークビールの人気ビールはこちら。



これらのビールは、それぞれ異なる特徴を持ちながらも、餃子とのペアリングに適しています。
ビールの種類を変えることで、餃子の美味しさを新たに感じられるので、いろいろ試してみるのも楽しいですよ!
詳しくは、当ブログ著者が運営しているヨーロッパビール専門ブログを参考にしてくださいね。
知っておきたいビアスタイルの基本【ビールの種類を徹底解説】
海外で皮から手作りの餃子を作る際の注意点
海外で餃子を作る際、注意したいのは、皮を作るための小麦粉選びです。日本の小麦粉であれば、強力粉を混ぜることでモチモチとした食感が生まれますが、現地の小麦粉には、「強力粉」という粉自体がそもそも存在しないことも多いと思います。
現地で、餃子の皮作りに適した小麦粉を選んでみてくださいね。
ドイツ語圏であれば、以下のようなGLATTタイプのWeizenmehl(=小麦粉)が適しています。


まとめ
海外でも「皮から手作りのモチモチ餃子」は、家族や友達との楽しいひとときを作り出す最高の料理です。子供と一緒に作る楽しさを味わいながら、手作りの餃子を囲んで、みんなで美味しいひとときを過ごしてみるのもよいでしょう。どんな場所でも、この日本の家庭料理はきっと心温まる時間を提供してくれるはずです。ぜひ、試してみてくださいね!