
海外で売っているケーキは甘すぎたり、大きすぎたりして、なんかちょっと食べたいのと違うんだよなぁ……。
でも、わざわざ手作りするのって大変すぎじゃない?
こんなお悩みにお答えします!
この記事では、中東やヨーロッパの海外生活で、実際にケーキやパン作りなどのベーキングを日々楽しんでいる私がベーキングにハマったきっかけや、海外での手作りのメリットを解説していきます。
- 本記事の信憑性


当ブログの筆者は、これまで中東とヨーロッパで5年間の駐在生活を送ってきました。
現在も海外で5人家族を支える母として、毎日の美味しい食卓とみんなの健康を守っています。
じっくりご覧いただけますと幸いです🙇♀️
私が海外でベーキングを始めたきっかけ


私がケーキやパンを自分で作り始めたのは、今から約5年前、コロナ禍のロックダウン中でした。
2020年の初め、当時住んでいたクウェートでコロナが広がり始め、クウェート中の学校が一斉休校になった影響で我が家の子どもたちの幼稚園も閉園に。さらに、厳しい外出禁止令が出て、スーパーに買い出しへ行くのも大変な引きこもり生活が続きました。
その頃我が家はちょうど3人目の子どもが生まれて、子育てがますます忙しくなった時期で、毎日てんてこ舞い。異国の地での不便な生活に加えてさらなるストレスがたまり、精神的にもかなり追い詰められていました。
そんなとき、自分の気を紛らせるために、ふと思い立って始めたベーキング。赤ちゃんをおんぶしながら無心でケーキを焼いたり、パンをこねたりすることが、気がつけば自分の気晴らしになっていきました。




それまでは、手作りでパンやケーキを焼くなんてことに、興味も経験もほとんどありませんでした。でもこんな些細なきっかけで、今ではベーキングが趣味と言えるまでに。
だから私は、どんな方でもきっかけさえあれば、ベーキングが楽しみや趣味に変わることもあるんじゃないかと思っています。



簡単なものでも何でもいいから、興味のわいたものから勇気を出して作ってみてピヨ。
手作りの楽しさにハマるかも!
最初はこんなに”素人感”丸出しな作品でした


アンパンマンパン


でも、こんな物でさえも子ども達はとても喜んでくれました。それが嬉しくて、だんだんと母のやる気は増していき……
気づけば何でも手作りするように


ハンバーガー










一つ一つのケーキやパンに思い出があり、写真を見るだけでも当時の光景が蘇ってきます。
大人にとっても子どもにとっても、ケーキを手作りすることで、大切な日が『もっと特別な日』に変わる気がしています。



そんなこんなで、今ではケーキ作りもパン作りも、普通のおもてなし料理も好きなのですが、今日はとくに手作りケーキの話をしますね♪
海外でケーキを手作りするメリット
ケーキ作りを始めてみると、「楽しい」以外にも思った以上に多くのメリットがありました!
メリット① 日本のケーキが海外でも食べられる
日本のふんわりショートケーキや、なんてことないシンプルなチーズケーキなど、日本ではあたりまえのケーキが意外と海外では手に入れづらいんです。なのでこれが何より大きなメリット。
メリット② 食べ物の安全性を確保できる
市販のケーキには添加物が多く含まれていることもありますが、自分で作れば、シンプル素材のみの使用で、何より安心・安全です。
メリット③ コストを抑えられる
海外でケーキを買うと、びっくりするくらいに高いですが、自分で作れば安く済みます。
可愛い割に原価の安いサンタカップケーキ
メリット④ 好みの味に調整できる
海外のケーキは甘すぎたり、クリームが重すぎたりすることも多いけれど、味を自分好みに調整できます。



生クリームは100gに対してお砂糖8gがちょうどいい甘さピヨ。
メリット⑤ 子どもとも楽しめる
ベーキングは子どもも大好き。気持ちや時間に余裕があるときは、一緒に楽しむこともできます。将来、子ども達もベーキングを楽しんでくれたらいいな…






どんなときに作るか?
手作りケーキは、海外生活の中でも、様々な場面で活躍します。
- 家族や友人の誕生日









子どもが好きなキャラクターのフィギュアをケーキに乗せると、おもちゃとしてその後も楽しめて、とても喜んでくれますよ。
子どもの好きなものはどんどん変わっていくけれど、写真を見れば当時の好きなものが思い出せるし、我ながらなかなか良いアイディア
- クリスマス会






そのほかにも、
- お呼ばれの際の手土産
- 自宅でのおもてなし etc…



今のヨーロッパ生活でも、持ち寄りパーティーなどでケーキを持参すると、とても喜んでもらえるので、嬉しくなってまた作ってしまいます。
たまに、家でベーキング会を開くことも♪









ベーキングのスキルはずっと残るので、きっと帰国後も大活躍しますよ〜!
海外でケーキを手作りするコツ
海外でケーキを作るには、いくつかの工夫が必要です。
コツ① ケーキ作りに適した小麦粉を選ぶ
国によって小麦粉の種類が色々存在するため、ケーキ作りに適した小麦粉を選びましょう。
ドイツ語圏であれば、Weizenmehl(=小麦粉)の中で「Glatt」がケーキ作りに適した小麦粉です。(上の画像の左から二番目)
コツ② 道具の準備
海外(とくにヨーロッパ)ではケーキの飾りや型などの物価がとても高いため、日本から持ってくるのがおすすめです。
ケーキ型は、私は日本から15cm・20cmのケーキ型を持ち込んだのですが、海外ではもっと大きい型が主流なので、持ち込んで正解でした。
その他、細かい道具についても、日本のcottaや百円ショップのお手頃で使い勝手の良い商品がとても恋しくなります…。私は仕方なくドイツのAmazonで購入していますが、選択肢が限られるのと、品質の割にとても高いのが難点です。必要であれば、軽めのものは日本から持ってくるのが吉です。
コツ③ 材料の準備
海外ではどんなベーキング食材が入手ができるか?について以下の記事にまとめているので、参考にしてくださいね。


まとめ
海外生活ではケーキを手作りするメリットがたくさんあります。海外で思うように日本のケーキが手に入らないことも多いですが、自分で作れば好きな味を楽しめるだけでなく、コストを抑えたり、無添加のケーキを安心して食べることもできるようになります。
最初は慣れるまで難しいし、面倒に感じるかもしれませんが、コツをつかめばだんだんと簡単に感じるようになりますよ。とくに駐在生活では、家族や友人との時間を楽しむ手段の一つにもなるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!