私は海外駐在生活を通じて、炊飯器選びの重要性をこれほど実感するとは思っていませんでした。しかし2か国を渡り歩き、その間に海外製炊飯器2台、日本製炊飯器2台を使用してきたのですが、最終的に気づいたことは、日本製の炊飯器の素晴らしさと、海外の電圧に対応する日本製の炊飯器を海外に持っていくことの大切さでした。(私のリアルな炊飯器体験談はこちらからどうぞ。)
そんな経験を活かして、今日は、「2合・3合・4合炊きのコンパクトな炊飯器」をピックアップしてご紹介します!
このサイズは、家族全員分のご飯を炊くには少し小さいかもしれませんが、少人数の家庭や一人暮らしにはぴったりのサイズ。さらに、軽量で持ち運びしやすいため、海外引っ越しや旅行もドンと来い!です。

Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングの一つ一つの商品情報をできる限り調べ尽くして、この記事を書きました。なので、これを読むだけで小型・ミニサイズの海外用炊飯器を納得して選べるような内容になっていますよ!
海外対応炊飯器を使うメリット
メリット① おいしさ
海外では、日本のように美味しくご飯を炊ける炊飯器は少ないことが多いです。日本製の海外対応炊飯器を使えば、海外でも、どこにいても安定したおいしいご飯を炊くことができ、気軽に日本の味を楽しむことができます。


メリット② 安全面
海外対応炊飯器は現地の電圧(120V、220Vなど)やプラグ形状に対応しているため、変圧器なしで直接使えて、安全に使用できます。これにより、変圧器のトラブルや電圧違いによる故障のリスクを避けられます。



海外仕様の炊飯器は、日本向けの通常の炊飯器や現地の炊飯器に比べると高価だけど、何年も美味しく安全にお米を食べられることを考えれば、十分価値があるピヨ。
海外対応炊飯器の選び方
海外に持っていく日本の炊飯器を選ぶ際に考慮すべきポイントは、以下の5つです。
クリックで詳細が見られます。
① 渡航先の「対応電圧」を確認する
国ごとに異なる電圧(例:イギリスは240V、フランスは220V、日本は100V)に対応した炊飯器を選びましょう。電圧が違う炊飯器をそのまま使うと、とても危険です。別途、変圧器に繋げて使う方法もありますが、重さや手間が増えるため、渡航先の電圧に対応している海外向け炊飯器を用意することをおすすめします。


② 渡航先の「電源プラグの形状」を確認する
国ごとにプラグの形状が異なるため、渡航先のプラグ形状に合った炊飯器、または自分行く国に合ったプラグ変換アダプターが必要です。ヨーロッパでは主にCタイプ、アジアや中東ではさまざまな形状があります。アダプターは壊れやすいので予備を用意すると安心ですよ。


(クリックで拡大)


③ 炊飯量を選ぶ
家族構成に合った容量の炊飯器を選びましょう。
1~2人:3合炊き前後
3~4人:5.5合炊き(標準的)
5人以上:1升炊き(10合炊き)
一度に炊飯する量の適正範囲は、最大容量の7割程度が理想。余裕を持ったサイズを選びましょう。



我が家は小さな子ども3人との5人家族で、5.5合炊きを愛用しています。
④ マイコン、IH、圧力IHの違いを理解する
それぞれの特徴
マイコン式:手頃な価格、シンプルだが炊きムラが出やすい。
IH式:ふっくら炊け、保温性能も良好。
圧力IH式:高温加熱で甘みやもちもち感が引き立つ。
2〜4合炊きの相場 | 炊き上がりの品質 | 炊飯時間 | 保温機能 | 価格 | メニューの多さ | 消費電力 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
マイコン式 | 2万円前後 | ||||||
IH式 | 5〜8万円 | ||||||
圧力IH式 | 8万円〜 |
価格重視ならマイコン式、日常使いにはIH式、食感にこだわるなら圧力IH式が最適です。



我が家は炊き上がりの品質や保温機能にこだわりたいので、圧力IHを愛用しています。6万円くらいしたけど、満足して使えていますよ!
⑤ どこで買う?
購入方法は主に2通り
- 日本で購入
- メリット:日本語で買える。飛行機の預け荷物や、前もって送れば到着後すぐに使える。
- デメリット:送料が高くなる可能性がある。船便の場合、到着まで時間がかかる。
- 現地で購入
- メリット:現地の電圧・プラグ対応済み。送料不要。
- デメリット:選択肢が限られる場合あり。言語の理解が必要。到着後、すぐに使えない。



到着後すぐに使いたい場合、日本での購入がおすすめだピヨ。
海外向け炊飯器の選び方をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。


2~4合対応の小型炊飯器を使うメリット
小型炊飯器のメリット① 少量でも美味しく炊ける
- 大きな炊飯器で少量を炊くのは、大きな鍋で一人分のスープを作るようなもの!無駄が大きく、効率も悪い。小型なら適量で美味しく炊ける。
小型炊飯器のメリット② 省スペースで置き場所に困らない
- コンパクトなのでキッチンの限られたスペースにも置ける。
- 一人暮らしや小さなキッチンにぴったり。
小型炊飯器のメリット③ 電気代・炊飯時間を節約できる
- 小型なので消費電力が少なく、エネルギー効率が良い。
- 炊飯時間も短めで、忙しい朝や夜でもサッと炊ける。
小型炊飯器のメリット④ 炊きたてご飯を楽しめる
- 大きな炊飯器だとご飯が余ってしまい、保存する手間がかかる。小型なら食べきれる量を炊ける。
- いつでも新鮮な炊きたてご飯を楽しめる。
小型炊飯器のメリット⑤ 洗う手間が少ない
- 内釜が小さいため、洗うのが楽。
- 1~2人暮らしの人
- 少量を炊いて、いつも炊きたてを食べたい人
- キッチンが狭く、コンパクトな家電を探している人
- 電気代や時間を節約したい人



小型の炊飯器は、こんなにもメリットがいっぱい!
最近の小型炊飯器には、「早炊き」「玄米モード」など、さまざまな料理モードが搭載されているものも多くて、小さくてもいろいろな料理に活用できますよ。
大きくて重い炊飯器はちょっと…という方にも、海外に持ち込むハードルが下がりますね!
いきなり結論!著者の小型タイプでおすすめな海外対応炊飯器


おすすめ理由は…
- 購入者評価が高い(5点満点で5.0)
- 圧力IH式で全体的な性能も良い
- コンパクト&スタイリッシュなデザイン
上質な質感で、食卓やカウンターキッチンに置いても美しく見える「360°デザイン」はなんだかスタイリッシュでキッチンにあると少しテンションが上がりそう。
それに圧力IHは、私も実際に使ってみて、炊き上がりの味も保温機能も違います。価格だけの価値があります。
ただしこの6台の中で一番重さはあるので、強いて言うならば、そこだけちょっと難点です。(本体重量:5kg)
ネットで買える、小型タイプの海外対応炊飯器はこの6つ!
ここからは、日本の大手オンラインショップ(楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング)で買える、2合・3合・4合炊きの海外向け炊飯器を全般的にご紹介します。



赴任前で忙しいそこのあなたに代わって、いろんなサイトをくまなくチェックしてきましたよ〜!
現時点では、日本のオンラインショップで以下の合計6種類の炊飯器が見つかりました。
- マイコン式
-
2種類
18,480円〜20,400円 - IH式
-
3種類
51,579円〜72,800円 - 圧力IH式
-
1種類
85,635円
※価格は執筆時点のものです。
小型(2〜4合炊き)タイプの海外対応炊飯器の一覧(比較表)
商品写真クリックで詳細にジャンプ!
※価格は執筆時点の金額です。最新情報をご確認ください。



残念ながら、120Vと240Vに対応する小型炊飯器は見つからなかったピヨ!
あと、一番左のJAJ-A55Sだけ、BFプラグなので要注意。もし、異なる種類のコンセント形状の国に行く場合は、上の「炊飯器の選び方」にも出てきた「プラグ変換アダプター」を一緒に使うといいピヨ。
① タイガー JAJ-A55S(マイコン式) ★口コミNo.2★
ふっくらご飯を手軽に炊きたい人。
② 象印 NS-LLH05(マイコン式) ★口コミNo.3★
おいしいご飯を手軽に食べたいけれど、加熱方法にこだわりたい人。
③ タイガー JPF-A55W(IH式)
IH式で本格的にご飯を炊きたい人。
④ 日立 RZ-WS2Y(IH式)
軽くて使いやすいおひつで美味しさを長持ちさせたい人。
⑤ 日立 RZ-WS4Y-N(IH式)
高性能炊飯器&おひつを活用しつつ、一度に多めにお米を炊きたい人。
⑥ タイガー JPD-A06W-WEZ(圧力IH式) ★口コミNo.1★ かつ ★著者のオススメ★
より高品質で多機能な炊飯器を求める人。
各炊飯器の詳細と、購入した人の口コミ・レビュー
※価格順
① タイガー JAJ-A55S(マイコン式)
口コミNo.2
ふっくらご飯を手軽に炊きたい人におすすめ
対応電圧 | 220V~230V |
---|---|
炊飯量(合) | 3合 |
購入者の評価 | 4.5![]() ![]() |
コンセント形状 | BFタイプ |
消費電力 | 385-420W |
本体重量 | 2.9kg |
製造国 | 中国製 |
特徴 | ・tacook(同時調理)、タイマー予約炊飯、保温機能 ・パネルカバーつきで外観すっきり |
購入者の口コミ・レビューまとめ
日本に来る前にスペインのミニ炊飯器返品しちゃったから、ティファールのマルチクッカー買うかなあとか思ってたんだけど、如何せんサイズが大きくてどうしたものか…って思ってた矢先のこれ!海外仕向けでダサくない日本の炊飯器なんて存在したのか、最高じゃんありがとうタイガー🐯 @Tiger_PR_JPN pic.twitter.com/qdmlWImmsK
— 下村アリス (@ALICECHAMxxx) November 14, 2024
良い点
- 長年愛用できるデザインの良さ。
- 海外製炊飯器よりも日本製の品質が高い。
- 2人用にちょうどいい大きさ。
- 実物が写真より素敵。
- 梱包が丁寧(海外発送でも安心)。
微妙な点
- 中国タイプのプラグが付属しており、他の国では変換プラグが必要(付属していない)。
- 炊飯容量が少なく、3合炊きでは具材を入れると溢れやすい。



この炊飯器、一見、昭和っぽいか?!と思いきや、女子のハートも掴む可愛さ。その上2万円を切るってありがたいピヨ。
3合炊き炊飯器はコンパクトさが魅力だけど、具材を多く使う炊き込みご飯には、お米を減らすか、具材を別調理するといった工夫が必要になるピヨ、ね。
② 象印 NS-LLH05(マイコン式)
口コミNo.3
おいしいご飯を手軽に炊きたいけれど、加熱方法にこだわりたい人におすすめ
対応電圧 | |
---|---|
炊飯量(合) | 3合 |
購入者の評価 | 4.2![]() ![]() |
コンセント形状 | SEタイプ |
消費電力 | 450W |
本体重量 | 2.8kg |
製造国 | 中国製 |
特徴 | ・ふっくらおいしい「全面加熱」 ・強火で炊き続け、うまみ引き出す「豪熱沸とう」 |
購入者の口コミ・レビューまとめ
良い点
- 硬水でも問題なく炊けるため海外でも使いやすい。
- ご飯以外にもチキンライスや豚の角煮など多用途で重宝する。
- パーツが洗いやすく手入れが簡単。
- スーツケースにも収まるコンパクトさ。
- 少人数向けの3合炊きで手ごろな価格ながら美味しく炊ける。
- 2年使用しても異常なく耐久性が高い。
微妙な点
- 炊き上がりまでの残り時間が炊飯直前まで表示されない仕様が不便。
- 日本で炊いたお米と比較すると味のクオリティが若干落ちる。
③ タイガー JPF-A55W(IH式)
IH式で本格的にご飯を炊きたい人におすすめ
対応電圧 | 220V |
---|---|
炊飯量(合) | 3合 |
購入者の評価 | なし |
コンセント形状 | SEタイプ |
消費電力 | 705W |
本体重量 | 3.3kg |
製造国 | 日本製 |
特徴 | ・5層遠赤特厚釜と土鍋コーティングでふっくらした炊きあがり ・さまざまなメニューに対応できる、多機能土鍋IH炊飯器 |



この炊飯器は、今のところ口コミは見つからなかったピヨ。安心の日本製。そして4合炊き以下の炊飯器の中では、価格的にも中位で、ある程度性能を求める方にもピッタリだピヨ。
④ 日立 RZ-WS2Y(IH式)
軽くて使いやすいおひつで美味しさを長持ちさせたい人におすすめ
対応電圧 | |
---|---|
炊飯量(合) | 2合 |
購入者の評価 | 3.6![]() ![]() |
コンセント形状 | SEタイプ |
消費電力 | 500W |
本体重量 | 3.3kg(おひつ部のみ 1.8kg) |
製造国 | 日本製 |
特徴 | ・軽量な打込鉄釜を採用 ・従来の厚く重い内釜に比べて、おいしく炊けて軽い ・おひつ部分を外しても、約2時間の間、約70℃の温度でキープ |



この炊飯器は、今のところ口コミは見つからなかったピヨ。
個人的にはこの炊飯器のシンプルで斬新なデザインにすごく惹かれるピヨ。
おひつ部分を取り外して運べるところも面白いピヨ。
⑤ 日立 RZ-WS4Y-N(IH式)
高性能炊飯器&おひつを活用しつつ、一度に多めにお米を炊きたい人におすすめ
対応電圧 | |
---|---|
炊飯量(合) | 4合 |
購入者の評価 | なし |
コンセント形状 | SEタイプ |
消費電力 | 800W |
本体重量 | 3.6kg おひつ部のみ 2.2kg |
製造国 | 日本製 |
特徴 | ・軽量な打込鉄釜を採用 ・従来の厚く重い内釜に比べて、おいしく炊けて軽い ・おひつ部分を外しても、約2時間の間、約70℃の温度でキープ |



この炊飯器は、今のところ口コミは見つからなかったピヨ。
ゴールドバージョンも高級感があってキッチンにあったら一気にオシャレさんになれそうピヨ。
⑥ タイガー JPD-A06W-WEZ(圧力IH式)★著者のオススメ★
口コミNo.1
より高品質で多機能な炊飯器を求める人におすすめ
対応電圧 | 220V |
---|---|
炊飯量(合) | 3.5合 |
購入者の評価 | 5.0![]() ![]() |
コンセント形状 | SEタイプ |
消費電力 | 705W |
本体重量 | 5.0kg |
製造国 | 日本製 |
特徴 | ・土鍋に迫るごはんのおいしさを実現する「熱流&熱封土鍋コーティング」 ・もっちり、しっかりした食感「可変W圧力炊き」 ・熱の伝わりにすぐれた9層遠赤特厚釜(特厚3mm) ・少人数世帯の食卓に最適な小容量でコンパクトな360°デザイン |
購入者の口コミ・レビューまとめ
良い点
- コストパフォーマンスが良い。
- タイガー製品であることへの安心感。



この炊飯器は、今のところ微妙な口コミは見つからなかったピヨ。上の「著者のおすすめ」にも理由が書いてある通り、この炊飯器が総合的におすすめNo.1だピヨ。ただしこの6台の中で一番重さはある(本体5kg)ので、そこは要チェック。
まとめ
海外生活で日本のお米を美味しく楽しむためには、現地の電圧やプラグ形状に対応した炊飯器を選ぶことが大切です。日本の炊飯器は、その品質の高さから、海外でも多くの日本人家庭の食卓を支えています。
この記事でご紹介した内容が、小型タイプの海外対応炊飯器選びの参考になれば嬉しいです。赴任地で美味しいご飯を楽しみながら、快適な海外生活を送ってくださいね!